69 第５章 危急時対策 （４）救助隊に気付いてもらう方法 ①ヘリコプターからは，動くものや周囲と違う色（ピ ンク，オレンジ，イエロー等）は見つけやすい。ヘリ コプターへの合図は，タオルやカッパ等を頭上で大き く振り回す。 第３編 登山の技術と知識を身に付けよう 第５章 危急時対策 ４. 救助隊に気付いてもらう方法 ①ヘリコプターからは、動くものや周囲と違う色 （ピンク、オレンジ、イエロー等）は見つけやす い。ヘリコプターへの合図は、タオルやカッパ等 を頭上で大きく振り回す。 ②ホイッスルによる遭難信号を覚える。 （10 秒間隔で１回を１分間吹き１分休む、を繰 り返す。応答は、20 秒間隔で１回を１分間吹き１ 分休む、を繰り返す。）ライトも同様。 ５. ヘリコプター接近時の注意事項 ヘリコプターは、遭難現場に到着して、遭難現場 の上空を通過した後にリスクが低いと判断して から救助作業に入る。 ヘリコプターが吹き下す風（ダウンウオッシュ） に注意する。 ① ヘリコプターが近づく前に - 砂や小石が飛んでくるのでサングラスやゴ ーグルをして目を保護すること。 - 飛散物を出さない。 (テント、ツエルト、ゴミ袋等は、ザックに 収納する。風で飛ぶような帽子は脱ぐかア ウターのフードを被る。) ② ヘリコプターが接近してきたら - 低い姿勢でいること。 ③ ヘリコプターに接近する時 - パイロットなどの合図を待ってから近付く。 - 着陸したヘリコプターに接近する場合は、 ヘリコプターよりも低い側から接近する。 - テールローターは低い位置にあるため、ヘ リコプターの後側へは絶対に近付かない。 - 全ては、救助隊員の指示に従うこと。 [ワンポイントアドバイス] 救助要請の判断は早めに行い、夜間でも必要なら 躊躇しないこと。様子をみているうちに悪化した ら、「事態を招いたこと」「通報の遅れ」の２つの 管理責任が問われることになる。 （大城和恵） ②ホイッスルによる遭難信号を覚える。 （10 秒間隔で１回を１分間吹き１分休む，を繰り返 す。応答は，20秒間隔で１回を１分間吹き１分休む， を繰り返す。）ライトも同様。 第３編 登山の技術と知識を身に付けよう 第５章 危急時対策 ４. 救助隊に気付いてもらう方法 ①ヘリコプターからは、動くものや周囲と違う色 （ピンク、オレンジ、イエロー等）は見つけやす い。ヘリコプターへの合図は、タオルやカッパ等 を頭上で大きく振り回す。 ②ホイッスルによる遭難信号を覚える。 （10 秒間隔で１回を１分間吹き１分休む、を繰 り返す。応答は、20 秒間隔で１回を１分間吹き１ 分休む、を繰り返す。）ライトも同様。 ５. ヘリコプター接近時の注意事項 ヘリコプターは、遭難現場に到着して、遭難現場 の上空を通過した後にリスクが低いと判断して から救助作業に入る。 ヘリコプターが吹き下す風（ダウンウオッシュ） に注意する。 ① ヘリコプターが近づく前に - 砂や小石が飛んでくるのでサングラスやゴ ーグルをして目を保護すること。 - 飛散物を出さない。 (テント、ツエルト、ゴミ袋等は、ザックに 収納する。風で飛ぶような帽子は脱ぐかア ウターのフードを被る。) ② ヘリコプターが接近してきたら - 低い姿勢でいること。 ③ ヘリコプターに接近する時 - パイロットなどの合図を待ってから近付く。 - 着陸したヘリコプターに接近する場合は、 ヘリコプターよりも低い側から接近する。 - テールローターは低い位置にあるため、ヘ リコプターの後側へは絶対に近付かない。 - 全ては、救助隊員の指示に従うこと。 [ワンポイントアドバイス] 救助要請の判断は早めに行い、夜間でも必要なら 躊躇しないこと。様子をみているうちに悪化した ら、「事態を招いたこと」「通報の遅れ」の２つの 管理責任が問われることになる。 （大城和恵） （５）ヘリコプター接近時の注意事項 ヘリコプターは，遭難現場に到着して，遭難現場の 上空を通過した後にリスクが低いと判断してから救助 作業に入る。 ヘリコプターが吹き下す風（ダウンウォッシュ）に 注意する。第３編 登山の技術と知識を身に付けよう 第５章 危急時対策 違う色 けやす ッパ等 ① ヘリコプターが近づく前に - 砂や小石が飛んでくるのでサングラスやゴ ーグルをして目を保護すること。 - 飛散物を出さない。 ①ヘリコプターが近づく前に ・砂や小石が飛んでくるのでサングラスやゴーグル をして目を保護する。 ・飛散物を出さない。 （テント，ツェルト，ゴミ袋等は，ザックに収納 する。風で飛ぶような帽子は脱ぐかアウターの フードを被る。） ②ヘリコプターが接近してきたら ・低い姿勢でいる。 ③ヘリコプターに接近する時 ・パイロットなどの合図を待ってから近付く。 ・着陸したヘリコプターに接近する場合は，ヘリコ プターよりも低い側から接近する。 ・テールローターは低い位置にあるため，ヘリコプ ターの後側へは絶対に近付かない。 ・全ては，救助隊員の指示に従う。 ワンポイントアドバイス 救助要請の判断は早めに行い，夜間でも必要な ら躊躇しないこと。様子を見ているうちに悪化し たら，「事態を招いたこと」「通報の遅れ」の２つ の管理責任が問われることになる。 イラスト：佐藤こずえ，フリー素材 （大城和恵）
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