JARCLIVE6

16 ―客室に限らず多くの人が行きかうホテルのロビーや 宴会場、客室の通路にまで安心・安全な環境作りが求 められています。しかし、その一方で清掃員の高齢化 や人員不足問題はますます深刻化し、もともとあるべ きホテルの姿が失われつつあります。 2014 年に人間の感情を認識する人型ロボット「Pepper (ペッパー)」が発売開始され、コミュニケーションツール の1つとしてホテルや企業の接客や案内役として活躍して います。ロボットですから人間の細かな感情まで完璧にと らえることはできませんので、人間に代わるものという意味 ではなく、後押し役として協働することで新たな環境や雰 囲気を作り出すことができます。「Whiz」は清掃の未来を 切り開くことを目的とし、ホテルにとって最も大切なお客さま との接客、コミュニケーションを深めていくために、清掃員 の高齢化や人員不足を補うものとして開発されました。 ―床清掃のために重たいバキュームを押している姿を 良くホテルや旅館で見かけますが、大半が高齢者の 方が従事しています。はたから見ていて痛々しく感じ ることもあります。本来は客室以上に多くに人々が行 きかうパブリックスペースは清潔にしなければなりま せんが、最近は人員不足から、おそらく人員確保がで きないため疎かになっている施設も増えていることで しょう。 ある施設で「Whiz」で清掃してみたところ、1時間程 度で4リットルの紙パックがたちまちいっぱいになってしまっ たところもありました。一見してじゅうたんの細部に入り込ん だゴミや埃は見えませんが、実は相当に溜まっています。 外国人観光客が増えるほどにますます求められている安心安全なホテル作り。その一方で清潔で安全なホテルを保持 するために欠かせない清掃員の不足。解決策としてサービス業においてロボットとの協働が不可欠となってきた。ロ ボットと人間が入れ替わるのではない。人間が培ってきたノウハウを活かして、ともに生きるために抱えている現状 の問題や課題を解決するロボット“Whiz”がソフトバンクロボティクス㈱より誕生した。 ホテルや旅館、清掃員とともに生きる ロボット掃除機「Whiz」 池田 潤氏 ソフトバンクロボティクス㈱ プロジェクト推進本部 営業戦略統括部 カスタマーサクセス部 活用推進課 課長 〒 105-0021 東京都港区東新橋 1-9-2 汐留住友ビル 14 階 URL:https://www.softbankrobotics.com/jp/ ~「導入も使い方もかんたん」「ス マート AI 清掃」「最高ランクの 清掃効率」「かんたん管理」実現~ 生産性 UP

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