ヒミビミ vol.04

是 友 :食 文 化が 豊 な 氷見 。もと も と どん な 食 文化 が ある の でし ょ う か? 市長:日 本 海 側有 数 の氷 見 漁 港に は 、 四 季 を 通じ て 15 6 種 類も の 魚が 水 揚 げさ れ ます 。冬 の 「 寒 ブリ 」を はじ め 、 初 夏 の 「 マ グロ 」、 そし て「イ ワ シ 」 は 広 辞苑 に「 氷見 鰯 」 と 掲 載さ れ る ほど 有 名で す 。「 イ ワ シ 」 は 、古く か ら よく 獲 れた た め 、 干 イ ワ シ 、 み り ん干 し 、こん か(米 糠 )漬け な ど の 保存 が き く加 工 品が 発 達 しま し た。 また 、5 00 メ ート ル 級 の丘 陵 が石 川 県 と の境 を 成し て お り、 四 季折 々 の里 山 の 幸に も恵 まれ て い ます 。山菜 が ふ んだ ん に取 れた と きは 、乾燥 し たり 、塩 漬け な どに して 保 存し 、一 年 を 通 じて 煮 物、 和 え物 、酢 の 物な どさ まざ ま に 料理 さ れ食 卓に のぼ り ます 。 存 方法 や 味付 け に、 その 家独 自 のコ ツや こだ わり があ っ た り し ます 。 是 友 :市長 は、普 段ど んな もの を 召 し上 が っ て い るん で すか ? 市 長 : 一番 好き なの は新 鮮 なお 刺身 と 氷見 牛 で すね 。 ス ーパ ー マー ケッ トに 立 ち寄 っ た際 は 必ず 買っ て帰 り ます 家庭 よ く食 べる の は、季 節 季節 の 炊 き 込 み ご飯 す 。 春 には 竹 の子 ご飯 やえ ん ど う 豆 のお こ わ、秋 に はき の この 炊き 込み ご 飯 、お 正月 に は黒 豆や こん ぶ 、 黒 砂 糖の お も ち な どを 作 り ます 是 友 :近 年は 、地 ビー ル や、 ワ イ ン、 ロ ース ト ビ ー フの 昆 布〆 な ど 新し い 食文 化 が 生 ま れ てき て い ます ね 。 市 長 :古 き 良き 食 文化 と 新 しい 食 文化 が 融 合 す る こ とで 、氷見 の 食 文化 は より 多 様化 し、 進 化し 続 けて い る と感 じ てい ま す 。 新し い 食文 化 に 出会 っ たと き はと て も ワク ワ クし ま ま す。一 方、 古 き 良き 食 文化 を知 ら な い人 が 増え て いる と 言 われ て いま す 。昔か ら 地元 で 愛 され て きた 伝 承 料 理を 後 世に 受 け継 で いく こ とも と て も大 切な こ と だと 思 って い す。 是友:ひ み昆 布〆 サ ミッ ト も食 文 化の 継 承 の一 環と して 行っ てい ま 。 昨 年 は、 市 長 のア イ デ ィア で、 「 ひみ う どん 」の昆 布 〆 とい う 新 しい 食文 化が 生ま れま し た 。 今 年 は 何 にチ ャレン ジし まし ょう か ? 市 長 :さ つ まい もや かぼ ち ゃの 生産 に 力を 入 れ てい る地 域が あ るの で、そ れ らを 昆 布 〆に し てみ ては どう で しょ うか 。そ の 他 、 自然 薯、マ コモ タケ と いっ た氷 見な らで はの 食材 で 、 美 味し い昆 布 〆が でき たら い い です ね。 是 友 :多 く の方 に 新し い氷 見の 昆 布〆 を楽 し ん でほ し で すね 。 市 長 :昆 布 〆 を は じ め、進 化し 続け る 氷見 の食 文 化 の 魅 力を ぜ ひ 多く に人 に 味わ って いた だ き た い です 。 発 酵 料 理研 究 家 ・ 株式 会 社フ ー ド マイ ニ ン グ 是 友 麻 希 代 表 取 締役 林 正 之 氷 見 市長 受け継ぎ、発展させていきたい「氷見の美味」 ※ ※2023 年度「ひみの食ブランディング協議会」事業を受託 林正之 氷見市長と 発酵料理研究家 是友麻希 が語る 氷見の食の可能性 3

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