があることなので、大事にした方がいいと思っています。苦 手なことは、「出来ないから努力して出来るようにならなく ちゃ」という部分も確かにあります。けれども、社会に出る と沢山の人・組織・集団の中で働くので、苦手なこともちゃ んと「苦手だ」と言えた方が、それが得意な人がいたらその 人がやってくださることもあるし、助け合えます。得意なこ とも、苦手なことも、自分が分かっていてオープンにできる ことが大事だと思います。 田中 オープンにできる能力はめちゃくちゃ大事。これがな かなかできひんねんな。苦手やから助けてほしいということ を、ちゃんと言えるのは一つの能力。いろいろ出来る人は、 多分それが出来てるんちがうかな。「ここは無理やから助け て、自分は自分のできるところをやる」っていう。苦手な部 分はもう苦手やから。それは駄目なことじゃない。伝えられ るか伝えられないかというのが大きいね。 飯田 まず自分を知ったうえで、相手に伝えることが必要な んですね。 田中 知らないと言えないしね。褒められたことをメモって いくとええかもしれんな。「すごいやん」って言われたら、 何がすごかったんかをメモって溜めていくと、ここがすごい と思われてるんや、自分ってこういう風に映ってるんや、み たいなのが見えてくるかも。 取材後に会場となった株式会社 J・P・F の工場を見学させてもらいました。 京都文教大学 総合社会学部 飯田 椋太さん 山本 真衣さん 今矢 柚希さん 大隅 由紀さん 11 取材担当
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