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JARC LIVE 27 さらに同年 には、第 20 回 アジア競技大 会 (2026/ 愛 知 ・ 名 古 屋 ) 開催期間 2026 年 9 月 19 日 ( 土 ) ~ 10月4日 ( 日 ) 選手、大会関係者約 1 .5 万人を想定。大会観戦客:約 150 万人想定。https://www.aichi-nagoya2026.org/ そしてゴールの 2030 年には、札幌市に 2030 年冬季 五輪・パラ招致が動き始めました。そして、2030 年が 国が掲げる外国人観光客 6000 万人の観光立国のゴール でもあるのです。もちろん SDGs のゴールも 2030 年に あります。 ここに列挙したゴールデンスポーツイヤーズの大会、 イベントのページを見て頂くと分かりますがすべての大 会に SDGs が盛り込まれています。 つまり、これらの大会関係者や観客を受け入れる宿泊 施設も同様に SDGs への対応を同じレベルで求められる ということなのです。 「持続可能な開発目標(SDGs)」とは ここで、基本を再確認したいと思います。そもそもこ こでは、外務省が公開しているものを掲載します。 持続可能な開発目標(SDGs)とは,2001 年に策定 されたミレニアム開発目標(MDGs)の後継として, 2015 年 9 月の国連サミットで採択された「持続可能な 開発のための 2030 アジェンダ」にて記載された 2030 年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標で す。17 のゴール・169 のターゲットから構成され,地 球上の「誰一人取り残さない(leave no one behind)」 ことを誓っています。 SDGs は発展途上国のみならず, 先進国自身が取り組むユニバーサル(普遍的)なもので あり,日本としても積極的に取り組んでいます。 参照:https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/sdgs/ about/index.html 一番大事なのは、国連に加盟している 193 の国・地 域が「持続可能な開発目標(SDGs)」を 2030 年を期限 に達成を目指すものという事です。 さらに問題なのは、今年東京五輪を開催するにも関わ らず日本での SDGs への対応が世界的に見ても、アジア の国々と比べても遅れているからです。 では、具体的な SDGs17 の目標とは、ゴール 1. 貧困 をなくそう。ゴール 2. 飢餓をゼロに。ゴール 3. すべて の人に健康と福祉を。ゴール 4. 質の高い教育をみんな に。ゴール 5. ジェンダー平等を実現しよう。ゴール 6. 安 全な水とトイレを世界中に。ゴール 7. エネルギーをみ んなに そしてクリーンに。ゴール 8. 働きがいも経済成 長も。ゴール 9. 産業と技術革新の基盤をつくろう。ゴー ル 10. 人や国の不平等をなくそう。ゴール 11. 住み続け られるまちづくりを 都市と人間の居住地を包摂的、安 全、強靭かつ持続可能にする。ゴール 12. つくる責任つ かう責任。ゴール 13. 気候変動に具体的な対策を。ゴー ル 14. 海の豊かさを守ろう。ゴール 15. 陸の豊かさも 守ろう。ゴール 16. 平和と公正をすべての人に。ゴール 17. パートナーシップで目標を達成しよう。 特に注目されるようになったのは、2015 年の国連採 択後、2017 年にダボス会議で、「SDGs に取り組むこ とで 12 兆を超える経済価値」(12 兆ドル日本円にして 1,200 兆円!※ 1 ドル =100 円の場合)3 億 8,000 万 人に雇用が創出される」という推計が発表され日本の多 くの企業が SDGs に取組むようになりました。ただ、取 り組んでいるのは大手の企業が中心です。SDGs は、社 会的なイメージにも影響を及ぼすものになってきている ので「SDGs に取り組んでいる」というだけで、世界へ のビジネス展開もしやすくなります。 一方、取り組んでいなければ「社会的責任を果たす意 欲がない」と、マイナスイメージを与えてしまう可能性 がある。会社の経営、ブランディングにも大きく関わっ てきているのが、SDGs なのです。SDGs は、2030 年 までの達成目標ですが、急いで対策しなければいけない ものもあリます。 中でも環境問題、地球温暖化は早急に対策しなければ いけない課題と言えます。その最たるものが海洋プラス ティック問題です。 プ ラ ス ティック・ ストロー使 用禁止、レ ジ袋の撤廃 や有償化、 ペ ッ ト ボ トルのミネ ラルウォー ター提供禁止などの動きなのです。SDGs の 17 の目標 のほんの一部ですが、分かり易い一歩なのです。まだま だやらなければ行けない課題は山積みです。 これから続くゴールデンスポーツイヤーズだけでな く、SDGs への取り組みこそが「本当の世界レベルのグ ローバル・スタンダード」のおもてなしとなるのです。 既に日本は、アジアの中でも観光立国のライバルとなる 国々と比べても遅れています。 ホテルと宿泊施設関連業界が一丸となり取組むべき重要 な課題と言えます。 第二弾では、海外、国内での具体的な取り組みをお届 けいたします。

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