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JARC LIVE 13 令和元年 沖縄県観光客数、 過去最高数値に 沖縄県 文化観光スポーツ部 観光政策課の調べ によると、令和元年の観光客数は 1016 万 3900 人で過去最高の数値を記録した。対前年比 31 万 6200 人、3.2%の伸びとなった。外国客も過去最 高の 293 万人、対前年比で2 万 6000 人となった。 令和 2 年は那覇空港第二滑走路の使用開始や東京 2020オリンピック・パラリンピック競技大会や今秋に はツーリズムEXPO 沖縄開催が予定されている。まさ に日本を代表する観光県として期待されている。 課題として那覇空港からのインフラ整備がある。特 に長期旅行スタイルの外国客は荷物が多く、那覇空 港と市内を結ぶ市民の足でもある「ゆいレール」は大 きなスーツケースを持った外国客の乗車により乗車可 能な人数に限界がある。空港内のレンタカー手続きに かかる時間の問題など、空港に到着してから観光に踏 み出すまでの一歩にストレスを感じさせている。 そこでストレスフリーな観光基盤を構築するために タップとオムロンソーシアルソリューションズは空港に おける自動チェックイン機の共同開発を行なっていた。 チェックインとホテルシステムを連動させることで、ホテ ル到着後のチェックイン手続きの時間短縮を図るという もの。ホテルスタッフも事前に外国客の本人確認がで きるため、パスポートの提示や読み取りなどの時間を 省くことができる。 沖縄県からタップにリゾテックへの出展依頼があっ たのは昨年の 8月のことだった。そこでタップ1社で 出展するよりも新たに画期的な何かを提案するために JARCとしての出展をJARC の会長でもある林悦男 会長が決断。その後、事前チェックイン機をさらに発 展させ、よりストレスフリーな環境を作り出そうと考えた のが「手ぶら観光」だった。 仕組みとしては入国後、荷物を空港内カウンターに 預けるとともに自動チェックインを行なうことで空港から スーツケースを持たずに、レンタカーの手続きや観光 に行くことができるというもの。預けた荷物はチェックイ ンする15 時ごろまでに宿泊施設に配送される。逆に 帰国の際にも夕方便で出国する場合は、このサービス を利用することでスーツケースを持たずに空港まで行く ことができる。荷物を待つことにおけるロスタイムを計 “まずはやってみなければ分からない!” 顧客に寄り添うテクノロジー 5時間の余暇を創出するストレスフリーな仕組み構築 JARC REPORT

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