JARCLIVE8

JARC LIVE 17 私がお客さまの立場であったとしたら、外にありながら もリラックスできる場所であってほしいと思います。笑顔 でお客さまをお迎えし、空間や空気感は家庭とは異なる 非日常的な感覚ですが、そこにリラックスできる何かが あれば良いと思います。それはお迎えするスタッフ、そ してホテル館内のスタッフが皆で大切な時間を楽しんで ほしい、良い思い出を作ってほしいという思いにあふれ、 そのムードや接客対応により、心からゆったりとした気持 ちでホテルライフをお過ごしいただき、また2度、3度と 訪れていただけるようなホテルでありたいと思います。 ―最後に10年後はどんなふうになりたいと思いますか。 配属が FB 部門となりましたので 3 年間はこの部門で 多くのことを学び、その後は総合職に挑戦しようと思いま す。語学力も身につけてキャリアップしていきたいと思いま す。特にFBは毎日がドラマです。同じことがありません ので、そこでお客さまとの接客・応対方法など多くの経験 を積んでいきたいと思います。10 年後にはホテルで働く 人材を開発する人事系の仕事に挑戦したいと思います。 川口秋哉さん ―はじめにホテル業界を選択された経緯をお聞かせく ださい。 とにかく人と接していたいということです。実は兄も同 じ駿台トラベル&ホテル専門学校卒業生でホテル業界 に就職しました。その影響もありますが兄同様、同じ専 門学校を選択し、今は静岡の沼津から通学しています。 沼津からと言っても2 時間かからずに通学できますので、 苦痛はありません。ホテルを選択する以前はアパレル業 界へのあこがれもあったのですが、自身の将来を考えた ときアパレル業界は何となくアルバイト的な感じがしたこと と、この先、家庭を持ったときにどうかな?という疑問を感 じ、兄同様にホテル業界の道を選びました。また 4日間 だけですが飲食の接客アルバイトをしたときに、お食事 をされた方が“ありがとう”と言ってくれたことにとても嬉 しく思いました。コンピューターの画面に向かう仕事であ れば、このような優しい心に触れあえることができません。 ―理由は分かりませんが、何はともあれ人が好きなの ですね。 子どものころから人と接していることが大好きでしたの で、接客業の中でもより多くの方が訪れるホテルで挑戦 してみたいと思ったのです。兄と同じ専門学校ですから 校風も十分理解していますので、親も安心して送り出し てくれました。 ―確かに“ありがとう”という言葉はとてもうれしいで すよね。接客業だからこそ得られるものですね。ところ で川口さんにとってホテルはどのような場所であるべき だと思いますか。 当たり前のことですが、第一に安心・安全な場所で あることだと思います。安心・安全な場所でお客様が様々 な目的のために時間を過ごしていただけることがホテル の役割であり、安心・安全な空間、設備を守り、それ を継続させていくことがホテルマンの使命であると感じて います。 ―外資系ホテルに内定されたと聞きました。配属先は 決まっていますか。 はい。ハウスキーピングの配属となりました。客室の 清掃は長時間滞在されるお客さまにとって最も重要な場 所です。お客さまの安心・安全、そして快適な時間を 過ごしていただくための基礎となりますので、配属後はさ まざまな知識や技術を習得したいと思います。また清掃 スタッフの管理・マネジメントも重要となりますので、外資 系ホテルならではの管理手法もしっかりと学びたいと思い ます。 ―とても大切なことです。何と言ってもハウスキーピング の良し悪しはホテルブランドを左右するほど重要なもの です。最後に 10 年後はどうなりたいと思いますか。 2 年間、ハウスキーピングを習得し、その後ベル、そ して 7,8 年後にはフロント業務に携わりたいと思います。 まずは 10 年、きちんと外資系ホテルの運営を学び、そ の先の未来を掴んでいきたいと思います。新規オープン のオープニングスタッフも経験できたらと考えています。 “人と接する仕事をしたい”という願望からホテル業選択 ~配属先である外資系ホテルの ハウスキーピング運営を きちんと2年で習得~

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