JARCLIVE8

16 ―はじめにホテル業界を志望された経緯をお聞かせく ださい。 高校生のときに東京ディズニーランドでアルバイトをして いたことがきっかけです。キャストとして商品販売部に勤 めていました。ディズニーランドではご存じのようにスタッ フはキャストとしてゲストをお迎えし、夢の国でのひととき を楽しんでいただけるよう努めています。その中で東京 ディズニーランド以上に接客サービス業が厳しいホテル で接客の在り方や語学力を身につけたいと思い、ホテ ル業を選択しました。 ―ホテル業界を志望する前、上野さんにとってホテルは どのように映っていましたか。 旅行のおまけという感覚でした。旅行がありきで旅行 をするために宿泊する場所という感覚でした。旅行へ 行ってもホテルに宿泊するのは当たり前でしたので、ホ テルそのものへの関心は正直、あまりなかったように思い ます。ところが接客業の最高峰を目指してホテル業界へ の道を考えはじめたとき、ホテルに勤めている方々の表 情や動作や入口をはいった瞬間の雰囲気などとても気に なるようになっていったのです。横浜のみなとみらいのホ テルでドアマンの方が車から荷物を降ろしたり運んだりし ている姿を見た時に、ドアマンの仕事としては当たり前の ことですが、その当たり前のことをそのお客さまのために 差し伸べている姿に感動しました。大勢のお客さまが訪 れれている中でそのお客さまのために尽くすこと、お客さ まに優越感や優雅な思いを感じさせることなど、ホテル のサービスの奥深さを感じた次第です。今では単なる泊 まるための施設からホテルに行くことだけでワクワクする、 そんなふうに感じ方が変わってきました。 ―ところで、ホテルはお客さまにとってどのような場所で あると思いますか。 1980年の開校以来40年にわたりホスピタリティマインドにあふれた 観光・サービス業界のスペシャリストを輩出に注力しているのが駿台トラベル&ホテル専門学校だ。 1万人を超える卒業生がホテルやブライダルの分野で活躍している。 第一志望のホテルに内定確定した上野愛美さんと川口秋哉さんに、ホテル業界を志望した経緯やホテル業界への思い、 今後の将来設計などをお聞きした。 上野愛美さん 高校生時代の東京ディズニーランドアルバイトがホテルの道を導く ~当たり前のことをそのお客さま のために差し伸べている ドアマンの姿に感動~ 駿台トラベル&ホテル専門学校 次世代のホテリエ達 なぜ、ホテル業界を選んだのか?

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