JARCLIVE5

JARC LIVE 5 4 〔出典:https://www.travelvoice.jp/20171005-97777〕 世界の観光客数と成長予測 UNWTO:発表資料より グランド日航東京 台場:会場隣接ホテルとしてオリパ ラ組織委員会へ全客室(882 室)の約 60%を提供し、 国際パラリンピック委員会のファミリーホテルにも指定さ れている。お客さま、従業員ともに交通規制への対応 が課題となる。 パレスホテル東京:開催期間中は客室・宴会場ともに 貸し切り状態。24 時間万全の体制で世界の VIPをお 迎えする。スタッフの宿泊施設が課題となる。 三井不動産ホテルマネジメント:宿泊主体のため食事 提供に限界があり、全国チェーンのうち、組織委員会へ の客室提供は都心の 10ホテルで50%程度になってい る。11月に開業する「神宮の杜プレミア」は大会運 営関係者の宿泊先となる予定。 グランド日航東京 台場:終了後もインバウンドが減るこ とはないと考えている。特に来年 7月にはお台場に国 際クルーズターミナルがオープンするので、大会後のレガ シーを活かし、スポーツツーリズムに期待したい。 パレスホテル東京:インバウンド客は全体の 70%。そ のうち65%の欧米系を引き続きターゲットとするが、アジ アや中東からもバランスよく受注したい。また単価を引き 上げてくれるレジャー客にも力を入れたい。 三井不動産ホテルマネジメント:ホテル数を増やすと 要員確保が大きな課題となる。ICTなどを活用し、人的 サービスを補完するとともに、宿泊業の重要な要素であ る安全、安心の確保のためにも、従業員の教育、育 成が大事な戦略になると考えている。 2020 年前後について各業態や立地による現状と課 題など率直な意見が交わされた。このほか、スクリーン では国土交通省観光庁における「宿泊施設をコアに周 回性を実現した新しい観光地経営」が描いた生産性向 上と新しいビジネスモデルの構築により宿泊施設の活性 化やマスタープランの策定、実行により旅行者を周回 させる観光地作りの重要性が提唱された。観光事業に 欠かせない都心や地域のホテルをホテルに関わる周辺 産業や人により、ホテルのブランド力を高めていくための 情報や技術や食材など、地域をあげて支援していくこと で、ホテルはもちろんのこと、地域のブランドアップにも つながると考えている。また官民ファンド、クラウドファン ディング、ふるさと納税などの投資も成長にために欠か せない要素だ。加えてさまざまな業界団体と携えていく JARC の働きかけはますます重要なアクションであり、ホ テル経営者や業界団体関係者を集めた会員大会はホテ ルや観光振興における新たな一歩となった。 テーマ1 「2020 年のポイントについて」 カプセルホテル シティホテル 超高級ホテル 高級ホテル ビジネスホテル 宿泊特化型ホテル 多機能 単機能 高価格 低価格 (外資系ホテル) 〔作図:玉井〕 民泊 宿泊業界のポジショニングマップ 旅 館 9 〔出典:観光庁「観光産業革新検討会」資料よ り〕 オリンピック・パラリンピック期間中 テーマ2 「2020 年以降の戦略について」 その他の期間

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