小川孝史社長にも同席して頂き、その中でお二人とも本音でお話ししてくださいました。社長さんと社員さんの距離が近いこ とも感じることができ、新入社員の方でも社長さんとこんなにも親しく話すことができるのは中小企業ならではであり、湖北 精工さんの会社の雰囲気が良いからこそだと思います。就活についてあまり積極的ではない学生四人がお二人のお話を聞くこ とで、面接官に対するイメージなども変わり、今後に活かすことができるとても良い機会になりました。 京都文教大学 臨床心理学部 北川 裕人さん 取 材 メ モ 湖北精工株式会社 入社 4 年目 松井 智哉さん 湖北精工株式会社 入社 1 年目 中西 諒さん 働くことって 思っていたより楽しいよ！ Q1. 担当している仕事は？ 中西 研修期間では、自分たちで作りたいものを作れといわ れて、ペットボトルのキャップを様々な機構を使用し、循環 させる装置を作っていました。今は、WEB 展示会で使用す る装置の 3D シミュレーション動画作成を手掛けています。 しかし、会社に 3D シミュレーション動画の作り方がわかる 専門の人がいないので、手さぐりで勉強中です。 松井 機械設計の仕事をしています。今年の春から印刷機を 扱うチームに異動しました。最近お客様から注文を受けまし たが、新型コロナウイルスでお客様の工場をまだ下見できて いないため、どんな機械を作るか検討中です。また、組立中 に不具合が起きたときの現場対応もあります。納期を守らな いとお客様に迷惑がかかるので、急がなければならないです。 以前、お客様から急遽追加仕様の注文が入ってきて、1 週間 後に装置を出荷しなければならないときがありました。その ときは急いで設計をして、部品製作を依頼し、できたものを 自分で取りに行き、組立の人にお願いしました。本当にその ときが一番大変でした。 Q2. 今の仕事の魅力は何ですか？ 中西 会社としての魅力は色々な機械を作っていること。狭 い分野でものを作るよりも、広い分野でものを作る方が自分 にとってプラスに働くのではないかと考えています。 松井 一番は自分が作ったものがちゃんと稼働したときと、 うまく稼働しなくても、調節の結果うまくいったときに達成 感とやりがいを感じます。失敗したときも、それも知識とし て経験になるし、「これ、ほかのところに使えるぞ！」とか モチベーションアップにつながるし、単純に機械が動いてい るのを見るのも好きです。特に、自分が携わった機械からで きた商品を店頭などで見たときに、「ちゃんと稼働している な」と思い、やりがいを感じます。あとは給料とボーナスに 魅力を感じます（笑）。 Q3. 入社したての自分と変わったことは 何ですか？ 松井 会社に、3 年務めて新入社員の頃よりも仕事に対する 視野は広がりました。最初は自分に振られた仕事をするのに 20
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