JARCLIVE9

JARC LIVE 51 2 ~WOW 効果でユニークな食材を 使った独自性ある商品開発も可能に~ 会員ZOOM UP 緊急事態発言にともなう飲食店の時短営業要請によりテイクアウト需要が高まっている。加えてテレワーク人口が 増える中、テイクアウトやデリバリーを活用した食生活の変化も顕著となった。今後ますます、この分野のクオリティ の高さや健康にも配慮された食の改善が求められることだろう。そこで今回は WOW の原理を活用し、使用中のフ ライヤーに取り付けるだけの製品を提案している㈱ GIANT に製品内容と今後の展開をお聞きした。 「人材不足、原材料の高騰、独自性」課題解決 ㈱ GIANTはWOWの原理を活用した画期的な製品 を販売、“ 常連のお客さまに揚げ物全般のクオリティが上 がった”“ 店内が油臭いというクレームが解消できた”など、 WOW愛用者からの声が寄せられている。“ 誰が調理して も一流シェフのおいしさに ”“フライヤーの使い方ひとつで 調理のあり方、店舗運営のあり方が変わりつつあります ” というキャッチを裏付ける実績を上げている。 開発した背景は飲食業界の大きな課題となっている「人 手不足、原材料の高騰、独自性」に悩んでいるクライア ントを近くで見る機会が多くあり、少しでも課題解決できる 商品を提供していきたいという思いからだった。 WOWは電波振動技術を利用して通常は大きなグルー プで存在する水分子を小さなグループに分離。揚げ種に 含まれる水分子が小さくなることで、高温のフライヤー内で 加熱・沸騰しても爆発が小さくなり水と油の交換を穏やか にする効果がある。電波時計に近い安全な周波数帯を 使用しているため人体にも安心・安全だ。爆発が小さくな ることで揚げ種や衣に穴が開かず、油の吸収を抑えること ができる。結果、揚げ種の水分を逃がさず、旨みやジュー シーさを閉じ込めることができ、カロリーオフやオイルミスト の削減など飲食店のみならず購買者にもメリットを提供する ことができる。 旨み成分、最大 115%アップ 関係機関による調査や自社調べの数値によると、唐揚 げの場合、通常フライヤーと比較して吸油量 30%カット、 旨み成分は最大 115%アップする。健康支援に向けてト ランス脂肪酸 20%削減、揚げ時間を25%短縮、油煙 量を最大 47%削減、揚げ油の寿命が平均 30%長持ち する効果を上げている(食材や使用環境により効果は異 なる)。実際、スーパーマーケットの総菜コーナー(天ぷら) では1カ月当たりの油少量が 16 缶から8 缶となり、2 万 4000 円の経費節減となった。 GIANTは売り上げのためのポイントは「回転率」と「独 自性」にあるとし、WOWは熱伝導率を上げるため通常 フライヤーより時短調理を可能とし、回転率を上げること ができる。独自性においては今後ますます厳しい競争が 強いられる中で、“どこでも食べられる料理 ”ではなく“こ こでしか食べられない料理 ”を提供することが不可欠であ るとした。職人の技術だけでは作れない揚げ物を提供でき ることで目玉商品の開発を促すことを可能とした。例えば 水分の多い絹ごし豆腐の素揚げや彩を添えるだけで捨て られてしまうパセリの素揚げ、通常 30 分かかるフレンチトー ストも180 度3分で仕上げることができる。 フライヤーで焼き芋、焼き魚も可能 生のサツマイモをフライヤーに入れて20 ~ 40 分待つ だけで焼き芋が完成、同様に焼き鳥や焼き魚などの焼き 調理も可能とした。揚げと焼きができることで、さまざまな 素材を活用したユニークでヘルシーな商品を生み出すこと ができる。 業務効率化においては通常は異なる揚げ物を同じフラ イヤーで揚げてはいけないと言われるが、異なる食材の同 時調理でも匂い移りなどが一切ない。オンオペの際でも 同時に進行させることができる。生産性向上の点でも既 存のフライヤーに取り付けるだけのため、最小限の投資で 最大限の効果を生み出すことを可能とした。 今後においては「設立当初からの弊社のミッションであ る“ 食のデジタル化 ”を実現できるように新ジャンルの食 材鮮度に効果を与える製品を予定。現在、特許申請中 のためすべては申し 上げられませんが、 フードロス削減や調 理の見える化ができ るものを予定」と担 当者は語る。 既存のフライヤーに取り付けるだけ 業務効率・生産性向上を実現 ㈱ GIANT 東京都品川区東五反田1- 13- 12 いちご五反田ビル402号 TEL:03-6420-3755 HP:http://giant-inc.co.jp/

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