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JARC LIVE 45 ResorTech Okinawa おきなわ国際 IT見本市 2020 日立はこれまで、指静脈を中心に生体認証の活用に取 り組んできました。2016 年には銀行の ATMに導入 *2し たほか、本サービスの提供に先立ち、2019 年 12月から 2020 年 3月の間、ユーシーカード株式会社とともに、飲 食店やドラッグストアなどの複数店舗にタブレット端末と指静 脈認証装置を設置し、キャッシュレス決済の実証実験 *3を 実施しました。また、香港でも、2020 年 9月から12月の間、 コンビニエンスストアの無人店舗にてキャッシュレス決済の 実証実験を実施しました。これら実証実験を経て、商用提 供にたどり着きました。商用に足る高い信頼性を確保してい るのが、日立の特許技術「公開型生体認証基盤 (PBI*4)」 です。PBI は、生体情報を復元できない形式にしてクラウド 上で安全に一元管理するため、万が一情報漏洩しても復元 される恐れがなく、従来のように悪用されることがありません。 本サービスは2020年10月末より商用提供を開始しました。 *5 導入第 1 弾として、日立の横浜事業所において、指静 脈情報とクレジットカード情報を紐付けたキャッシュレス決済 の利用を開始しております。 「生体認証統合基盤サービス」では、生体情報とクレジッ トカードを紐付けてユーザー登録することで、財布やクレジッ トカード、スマートフォンを所持することなく、本人認証から 決済までシームレスに行うことができます。生体情報はクラウ ド上で一元管理されるため、一度登録すると、チェックイン・ チェックアウトから鍵の解錠、館内の飲食や買い物の精算 まで全てを手ぶらで行うなど、さまざまな場面での利用が可 能となります。ユーザー情報は一施設内だけでなく、グルー プ企業間や業種業態を問わない施設間・地域間でも共有 可能です。そのため、ホテルグループ内や地域を挙げての イ ントにも広くご活用いただけます。(図 2 参照) 本サービスは利用者のニーズに合わせた柔軟な導入が可 能です。例えば図 3 のように、タブレットPCと指静脈認 証装置を設置することで独立した認証端末として利用できま す。既存システムを活用したい場合には、日立から認証処 理のみを提供して既存システムとの連携させることも可能で す。さらに今後は、顔や虹彩などさまざまな生体情報を活用 するマルチモー ル *6 化や、非接触で指静脈認証を行う 新型装置の開発を進めるなど、よりニューノーマルに適した 形、よりさまざまなニーズに合わせた形での導入を可能にし ていきます。 ■日立の金融ソリューションに関するWeb サイト https://www.hitachi.co.jp/products/it/finance/ ■本件に関するお問い合わせ先 株式会社日立製作所 金融システム営業統括本部 [ 担当: 高島、松浦 ] 〒100-8220 東京都千代田区丸の内一丁目6 番 1 号 お問い合わせフォーム: https://www.hitachi.co.jp/finance-inq/ 図3(店頭での活用イメージ) ■商標について QRコードは、株式会社デンソーウェーブの登録商標で す。その他記載の会社名、製品名は、それぞれの会 社の商号、商標、もしくは登録商標です。

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