JARCLIVE9

JARC LIVE 19 ホテル実習を通して料飲部へと志望を変更しました。実習 先は「マンダリンオリエンタル東京」と「帝国ホテル」の 2つのホテルです。双方ともに料飲関係でした。五つ星の ラグジュアリーな外資系ホテルも魅力的ですが、帝国ホテ ルを志望した理由は日本のホテルで歴史、格式ともにナン バーワンであることです。身だしなみや立ち居振る舞いも 諸先輩は、キリっとしています。基本的なサービスをしっか りと学ぶことができる日本のホテルの最高峰である帝国ホテ ルに就職したいと思ったのです。帝国ホテルの場合は志 望の段階から宿泊部、料飲部、調理部の部門ごとの採 用に分かれていたので、私はいろいろなお客さまと出会い、 お客さまと接する機会が多い料飲部を選び、入社後も料 飲部への配属が決まっています。 ―ホテル業界への就職となると宿泊部の人気が高くなか なか料飲部を志望される方は少ないだけに、藤島さんは とても貴重な存在です。最後に10 年後にはどうなりたい と思いますか。 お料理やワインのこと、お客さまとのコミュニケーションな どさまざまなことを学び、帝国ホテルで黒服を着たいと思っ ています。黒服姿はとてもかっこよく、実際に女性の方もい らっしゃいました。私は帝国ホテル一筋に30 年後も料飲 部門のスペシャリストとして仕事ができればと思っています。 昼間部 英語専攻科 小川風夏さん ―はじめにホテル業界を選択された経緯をお聞かせください。 中学生のとき自分が将来やってみたいと思う仕事につい て調べて提出する課題がありました。そのとき小学校 3 年 生から習っていた英語を生かした仕事をしたいと思い、英 語をキーワードに調べていました。英語力を生かした仕事 を探していると通訳や翻訳業、そしてホテル業が該当する ことを知りました。私の両親はアウトドア派でよく山や森など 自然の多い場所へ家族旅行に行く機会が多く、どちらかと 言うと黙々と英訳の仕事をするよりも、いろいろな人と出会う 仕事がしてみたいと思い、ホテル業を選択し課題提出する とともに、将来の仕事としてホテル業界を選択するに至りま した。 ―小川さんにとってホテルはどんな場所であってほしいと 思いますか。 非日常的な空間です。日ごろの疲れを癒してリフレッシュ できるような、そんなホテルです。私の母は看護師を務めて いたとき、厳しい医療の現場で体力的、精神的に疲れたと きはホテルに宿泊してリフレッシュしていたそうです。母の体 験談も踏まえ、ホテルは心が癒されるような、何かを忘れさ せてくれるようなそんな空間であってほしいと思います。 また家族旅行を通してホテルや宿泊業は地域との共生が とても大切であると感じていました。地域の方々とのコミュ ニケーションを図り、その地域ならではの素晴らしいスポット を宿泊者に情報提供できる、そんな場所であってほしいと 思います。いつか訪れた土地で夜空満天に広がる星の景 色を見たときに、その土地ごとに素敵なスポットがたくさんあ ることを知りました。地域ならではの情報をお客さまにお伝 えし、ホテルは地域の方々とともに共生できる場所であって 欲しいと思います。 ―小川さんは「ハレクラニ沖縄」に内定が決まったと聞き ました。沖縄県ご出身ですか。 いえ、リゾート地のホテルで働きたいと思い、沖縄のハレ クラニを志望しました。在学中のホテル実習では「エクシ ブ山中湖」と「アンダーズ東京」を経験し、リゾートホテ ルの方が向いていると思いました。パラオやベトナムなど海 外ホテルへのインターンも考えていたのですが、学校で行 われた会社説明会で出会ったハレクラニ沖縄の総支配人 をはじめとしたホテルスタッフの皆さまがとても輝いていて魅 力的だったのです。 “自分のホテルとして自由な発想で取り組んで仕事をして ほしい。まずはこのホテルが本当に好きであることが大切で す。またハレクラニというブランド力を生かして、ここをステッ プとして活用してくれればいい”という言葉に“それでいい んだ”と心が動き、まずはリゾート本場の沖縄、そしてブラ ンド力のあるハレクラニという舞台で働いてみたいと思った のです。 ―アウトドア派のご両親、きっと大喜びですね。早速、沖 縄へ行かれるのでは…。最後に10 年後はどうなりたいと 思いますか。 ホテルにおいては宿泊部を希望していますが、ハレクラ ニ沖縄の人事の方が後押ししていただいたように、私自身 はいろいろなことにチャレンジしていきたいと思っています。 母からもいろいろな経験をした方が良いというアドバイスを 受けました。将来、ホテル業界から他の業界へチャレンジ す機会もあるかもしれませんが、さまざまな経験をすること で成長していくことが大切であると考えています。 中学2年のときの“自分が目指す将来の仕事”に対するレポートがきっかけに 〜地域との共生を図り、 その地域ならではの素晴らしい スポットを情報提供したい〜 S T A F F C L O S E U P

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