JARCLIVE9

18 ―はじめにホテル業界を選択された経緯をお聞かせくだ さい。 小学校 6 年生のとき、家族旅行で北海道の新富良野 プリンスホテルに宿泊したことがきっかけでした。家族旅行 は毎年、出かけているのですが、そのとき初めてベルマン がいるホテルに宿泊しました。そのとき出会ったベルマンの 立ち居振る舞いがとてもカッコ良かったのです。スマートな ユニフォーム姿でとても柔軟できびきびしていた姿を見て、 ホテルの仕事がとてもステキに感じました。また3 歳のころ から英語を習っていたので、英語を使える仕事をしたいと 思っていました。高校 1 年生の春休みのとき海外でのホー ムステイも経験しました。航空会社への就職も考えました が、もっとお客さまと寄り添える仕事をしたい、楽しい時間 を過ごしていただけるような仕事をしたいと思い、ホテル業 界への道を決めたのは高校 2 年生のときでした。 ―ところでホテルはお客さまにとってどのような場所である と思いますか。 非日常的な特別な場所です。ホテルにはさまざまな目的 でいらっしゃいます。お誕生日のお祝いや結婚式など、特 別な日に特別な場所で過ごしたいという気持ちでホテルに 足を運んでいただいています。だからこそ、お客さまの特 別な日を最高の笑顔にすることが大切だと思います。そし て私たちはお客さまに寄り添い、ホテルは素晴らしい時間 を過ごしていただけるような場所であることが求められると 思います。 両親の結婚 20 周年記念のときにホテルのバイキングで お祝いをしました。事前に20 周年記念であることはお伝 えしていたのですが、20 周年記念をお祝いするプレートを ご用意いただき、写真撮影もしていただくなど、その気遣 いにとても感激しました。特別な日にその期待を越えるサー ビスを提供できるようなホテリエになりたいと思います。 ―藤島さんは帝国ホテルに内定されたと聞きました。 当初はフロント業務を希望していたのですが、在学中の 2021年創立50周年を迎えた専門学校日本ホテルスクール。 国内で唯一、ホテルがつくった学校としてこれまでに1万3000人以上の卒業生を輩出。 ホテル業界でその存在を知らない人はいないと言ってもいいほど、卒業生の実力は評価されている。 GMや幹部クラスで活躍する卒業生も数多くいる。今回は帝国ホテルに内定した藤島千紘さんと、 ハレクラニ沖縄に内定した小川風夏さんにホテル業界を選んだきっかけや今後の夢などについてお聞きした。 昼間部 ホテル科 藤島千紘さん 家族旅行で出会ったベルマンの立ち居振る舞いにあこがれて 〜10年後に日本で格式高い ナンバーワンの「帝国ホテル」 料飲部の黒服目指して〜 専門学校日本ホテルスクール 次世代のホテリエ達 あの憧れのホテルにとまってみたい!スタッフクローズアップ

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