JARCLIVE8

40 浴場、ランドリーなどパブリックスペースの混雑状況の把握 が可能です。例えば朝食の際の混雑具合は実際にレストラ ンへ行かなければ分からないため、仮に混んでいた場合はま た客室に戻らなければなりません。時間的なロスや精神的な ストレスを与えてしまいます。さらに今は朝食券などミールクー ポンを発行していますが、QRコードで管理すれば朝食終了 後にミールクーポンを数えるというスタッフの手間も省けます。 QRコードで管理されていますので顧客情報を得ることがで き、時間帯による利用者層の把握など宿泊者動向のマーケ ティング分析が可能となります。例えば幼児以下の子どもを 連れたファミリー客を誘導するための特典を時間単位で発信 するなど利用者にとってもお得感があり、売上向上につなが る可能性もあります。レストランにおいても予約状況を発信 するなど、活用方法によってより利用客に寄り添った機能を 発揮することができます。 エンジニアリング力で世界基準となる 宿泊業の創造に挑戦 ―特に旅行は限られた時間で自分たちの思い通りに楽し みたい、家族との時間を大切にしたいと思っていますの で、時間的なロスを解決することができ、安全安心が担 保されることやスタッフの無駄な労力を軽減させることで 皆により良い環境を与えます。 今後においてはホテル客室・電化製品の遠隔コントロー ル機能、NFC(近距離無線通信)、生体認証情報などを 活用したさまざまなスマートキー、AIを用いた多言語対応の チャットボットやマップ機能を活用した観光情報の提携などの 機能を順次、追加していきます。また旅マエでの将来の機 能として予約されたお客さまだけに特別なご案内をホテルから お知らせできる機能の搭載も進めております。また「スマート PMS®」においては「tap アプリ」と当社が提供するホテ ル基幹システム(PMS)に、ビル・オートメーション(BA)、 エネルギーマネジメントシステム(EMS)などの建物管理シ ステムの総称ファシリティ・マネジメント・システム(FMS) を統合したサービスを計画しています。さらに 2021 年の東 京五輪を機に外国人観光客の回復が見込まれる中で、パス ポートの読み取りや認証システムによる手ぶら観光の実現な ども進めていきます。これらは㈱タップ1社でできることではな く、さまざまな専門分野に強い企業との提携を進め、日本の 観光業における広がる、つながる、新しい未来を作り上げて いきたいと思います。企業との協業につきましては宿泊産業 を支えるサポーターとしてJARC 会員と共に構築していきたい と思います。 ―御社のテクノロジーの技術とさまざまな企業や産業を つなぐエンジニアリング力により、ますます利用客にとっ ての、非接触の安全安心、自分の旅をストレスなく楽し

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