40 浴場、ランドリーなどパブリックスペースの混雑状況の把握 が可能です。例えば朝食の際の混雑具合は実際にレストラ ンへ行かなければ分からないため、仮に混んでいた場合はま た客室に戻らなければなりません。時間的なロスや精神的な ストレスを与えてしまいます。さらに今は朝食券などミールクー ポンを発行していますが、QRコードで管理すれば朝食終了 後にミールクーポンを数えるというスタッフの手間も省けます。 QRコードで管理されていますので顧客情報を得ることがで き、時間帯による利用者層の把握など宿泊者動向のマーケ ティング分析が可能となります。例えば幼児以下の子どもを 連れたファミリー客を誘導するための特典を時間単位で発信 するなど利用者にとってもお得感があり、売上向上につなが る可能性もあります。レストランにおいても予約状況を発信 するなど、活用方法によってより利用客に寄り添った機能を 発揮することができます。 エンジニアリング力で世界基準となる 宿泊業の創造に挑戦 ―特に旅行は限られた時間で自分たちの思い通りに楽し みたい、家族との時間を大切にしたいと思っていますの で、時間的なロスを解決することができ、安全安心が担 保されることやスタッフの無駄な労力を軽減させることで 皆により良い環境を与えます。 今後においてはホテル客室・電化製品の遠隔コントロー ル機能、NFC(近距離無線通信)、生体認証情報などを 活用したさまざまなスマートキー、AIを用いた多言語対応の チャットボットやマップ機能を活用した観光情報の提携などの 機能を順次、追加していきます。また旅マエでの将来の機 能として予約されたお客さまだけに特別なご案内をホテルから お知らせできる機能の搭載も進めております。また「スマート PMS®」においては「tap アプリ」と当社が提供するホテ ル基幹システム(PMS)に、ビル・オートメーション(BA)、 エネルギーマネジメントシステム(EMS)などの建物管理シ ステムの総称ファシリティ・マネジメント・システム(FMS) を統合したサービスを計画しています。さらに 2021 年の東 京五輪を機に外国人観光客の回復が見込まれる中で、パス ポートの読み取りや認証システムによる手ぶら観光の実現な ども進めていきます。これらは㈱タップ1社でできることではな く、さまざまな専門分野に強い企業との提携を進め、日本の 観光業における広がる、つながる、新しい未来を作り上げて いきたいと思います。企業との協業につきましては宿泊産業 を支えるサポーターとしてJARC 会員と共に構築していきたい と思います。 ―御社のテクノロジーの技術とさまざまな企業や産業を つなぐエンジニアリング力により、ますます利用客にとっ ての、非接触の安全安心、自分の旅をストレスなく楽し
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