JARCLIVE8

JARC LIVE 39 け、新しいサービスを創造することが求められるでしょう。多く の宿泊施設は人材は低賃金の働き手を採用することで人手 不足を食い止めようとしていますが、これから先はテクノロジー とホスピタリティを融合させて生産性を向上できる有能な人材 の確保が必要となります。 生産性を向上させる有能な人材の分析・考察によりその ホテルのサービスに必要なテクノロジーを導入すれば、作業 そのものに時間がとられなくなりますので、ホテルスタッフはそ の分、お客さまに寄り添うことができ、お客さまにひと手間か けたサービスがしやすくなるはずです。 チェックインからアウトまでモバイルで非接触実現 ―おっしゃる通りでこれからは従来のように人的サービス を主体としたスタイルでは、生産性の高いサービスを創 造することはできません。コロナに伴う大きな変化のう ねりの中、持続可能な宿泊業に向けた改善が求められて います。その中で御社は常に宿泊業界の発展のために 尽力され、この度、新たなシステムの構築をされたとお 聞きしました。 ㈱タップは宿泊業界の発展を目指しています。いち早く労 働環境やこれから求められるホスピタリティの提供を実現で きるようシステム主体のサービス構築への挑戦をしています。 そのためにこれからの宿泊施設のスタンダードの提唱として 「マイホテル・マイオペレーション」を構築しました。実現す る未来の形として「人とテクノロジーの心地よい関係」「人 と時間の心地よい関係」「人が求めるホスピタリティとの心 地よい距離」「過剰なサービスの見直し」「10 年先を見据 えた loTサービスの開発」を目指しています。この度、開発 した「tap アプリ」はWeb およびモバイルに対応できるも のです。アプリを活用することで旅マエ、旅ナカ、旅アトに おいて利用客の接触に伴う不安感を取り除くとともに、ホテ ルスタッフも利用客からの感染に対するリスクや不安を取り除 くことができ、人との心地よい距離や時間を作り出すことがで きるのです。その想いも込めTechnology and Person の 頭文字をとり「tap アプリ」と名付けました。宿泊利用者が お部屋の予約からチェックアウトまでご自身のモバイルで必要 な操作が完結する非接触対応のソリューションなのです。 ―第一弾として具体的にどのようなことが可能となるの でしょうか。 モバイルによるチェックインおよび QRコードによるカード キーの発行、モバイルによるチェックアウト精算および電子レ シートの発行、宿泊約款などをモバイルで参照できるようにす ることで客室ペーパーレス化の実現、カフェやレストラン利用 時のモバイルオーダー、モバイル端末による飲食店舗や大

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