JARCLIVE8

JARC LIVE 25 界ブランドでは初の試みです。山口県らしさを感じていただ ける『ゆずきち』や『夏ミカン』のジャムを使ったどらやき を販売しております。甘さの中にほのかな酸味を感じるど らやきとともに、温泉街のそぞろ歩きを楽しんでいただきた いと思います。また非接触対策として電子マネー対応可 能としました。」 長門湯本温泉は地域の次世代旅館経営者が中心にな り、街の活性化に取り組んでいる。古民家をリノベーショ ンしたカフェの創業をはじめ、お土産処や BAR、シェアハ ウスなど魅力的な温泉街の形成に向けた民間プロジェクト が行なわれている。「界 長門」が開業した翌週の 3月 18日には公衆浴場「恩湯」が再開、恩湯向かい側の 飲食棟には食堂「恩湯食」も開業した。長門名産の鶏 と豆腐を中心に地元食材を使った料理を提供している。 「長門の温泉街の魅力をご理解いただくために、温泉街 の皆様と協力することによりシナジー効果を高めていきたい と思います。かつては温泉ランキング89 位でしたが、今 は48 位まで上がってきました。二次交通の問題などさま ざまな課題は山積していますが、一つ一つ解決し、豊か な文化あふれる温泉街として認知度を高めていきたいと思 います。“そぞろ歩き”と言えば長門湯本温泉と言われる よう、また、いずれは山口県の観光の拠点になるように取 り組んでいきます。そして10 年後、2030 年には温泉ラ ンキングTOP10 入りを実現したいと思います。」 「王道なのに、あたらしい。」をテーマに掲げた温泉旅館 「界」ブランドは今後、鹿児島県・霧島温泉、大分県・ 別府温泉にも開業予定だ。 の伝統工芸「赤間硯」で墨をすり、芳香を感じ、墨の良 さを実際に体験し、扇形の型紙に自身の思いを綴ること ができる。この硯は参勤交代のときに使う献上品として使 われており、長州藩の名産として簡単に手に入れることが できなかった貴重な品という。松下村塾の師である吉田 松陰も愛用したと言われている。粒子が細かいのが特徴 で、簡単に墨をすることができ発色、伸びともに良い墨汁 を得ることができる。現存する職人はわずか3人、非常に 稀少な本物の硯に触れる体験を楽しめるというものだ。 「先日も7 歳のお子様が硯体験をしたところ、書道に興味 を持ち書道教室へ行かれたという話を聞きました。リピート される方の中には “ 今日はこの文字を書きに来た ”と、書 道と触れ合うことで足を運んでいただけるなど、日本ならで はの書道文化の力を感じます。」 界ブランド初、宿泊者以外も利用できるカフェ併設 食事はプライベートが保てる半個室の食事処で提供す る。山口県はイカの摂取量が全国第2位ということから、 甘みが強く肉厚で柔らかいイカを、日本料理では珍しいイ カ墨とウニとともに味わえるユニークな先付を萩焼の器で 提供している。秋冬は「フグと牛の源平鍋」を用意して いる。山口にはミカンを丸ごと入れた名物「みかん鍋」 が親しまれており、山口の名産であるふぐと牛肉をみかん を入れてさっぱりとした味を楽しめるようアレンジしている。 「温泉街をそぞろ歩きしていただくためのコンテンツの 1 つとして、宿泊者以外の方も利用できる『あけぼのカフェ』 を併設いたしました。宿泊者以外の方も利用できるのは モダンな印象の露天風呂。泉質はアルカリ性単純温泉

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