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JARC LIVE 9 側のサービススタッフが料理などを取り分けする方法や、お 客さまがお料理をいただく際に「手袋」を一人ずつ用意し、 着用いただくなどの工夫も考えられます。 飛沫感染の予防 ホテルにおける各種サービスは、お客さまと対面して行な うことが基本ですが、新型コロナウイルスの飛沫感染を予防 するための一定の距離(人と人との間隔はできるだけ 2 m、 最低1m)をとることと、マスクを着用することが重要です。 またお客さまについても、社会的な距離の確保やマスクを励 行いただくことが必要です。 チェックイン・チェックアウト時などで、行列ができる 場合には一定の距離をとってお並びいただくよう誘導するか、 受付時にカードなどをお渡しし、ロビーでお待ちいただくなど の工夫が必要です。チェックイン・チェックアウト時の受付で 対面する場合には、飛沫感染のリスクを下げるために、お 客さまとの間に透明な仕切りなどを設置などの対応も必要で す。エレベーターの利用に当たってはエレベーター内が密集 しないよう、お客さまに喚起するメッセージをエレベーター付 近に掲示するなどの対応が必要です。エスカレーターにつ いては、行列ができる場合には、距離をとってお並びいただ くとともに、お乗りいただく際も間隔をあけていただくよう、お 客さまに協力いただくことが必要です。喫煙所がある場合は、 一定の時間に多くの方が利用されることが想定されますの で、一度に入室できる定員を表示し、お客さまに順守いただ くよう注意喚起しましょう。 レストランや宴会・会議場において、着席スタイルで飲食 を提供する場合は、テーブルとテーブルの間の距離、1つの テーブルに着席できる人数、着席の仕方などについて、飛 沫感染を予防できる一定の距離を保つよう工夫することが必 要です。 発熱・咳・風邪などの症状で体調がすぐれない方の入場 はお断りすることを、全広に告知し、徹底することが重要です。 感染拡大予防に向けた宿泊客対応 「レジストレーションカード」など正確な記載と日本国内に 住所を所有しない外国人の場合は、その方の国籍と旅券番 号を記載し、旅券の写しを保管しましょう(旅館業法および 通達事項)。「健康に関するセルフチェックシート」などをチェッ クイン時に記入していただくなど、宿泊者の健康状態をでき るだけ把握するよう努めましょう。チェックイン時あるいは客室 にてご案内の際に、新型コロナウイルス感染症に関する情 報提供を行なうとともに、滞在中、発熱など体調に異変が 生じた場合は、直ちにホテルの係まで申し出ていただくよう、 お伝えしましょう。また客室内にも同様のメッセージを置くなど の対応を行ないましょう。客室内に「手洗い」および「うがい」 を励行いただくよう、感染予防のためのメッセージを提出しま しょう。宿泊者から体温計の貸し出しを求められた際は、衛 生管理に留意の上で貸与するなど、宿泊者の健康管理に 積極的に協力しましょう。 従業員の感染予防対策 個人でできる健康管理を徹底すること 通勤時には咳エチケットやマスクの着用、距離の保持など について、個人できる感染防止策をとること。 従業員の通用口にアルコール消毒液を設置し、手指の消 毒を徹底すること。始業時における健康状態の確認をおこ なうこと(体温チェック・諸症状の報告、就業時間中の再チェッ クがあればなお良い)。体調のすぐれない従業員は、直ち に部門長など責任者に連絡をとり、その指示に従うこと。家 族に感染者や感染の疑がわれる者がいる場合は、出勤を 見合わせ、最寄りの医療機関に連絡を入れ、その指示に従 うこととし、会社には定期的に電話などにより連絡をとること。 *(一社)日本ホテル協会はガイドラインのほかに、「新型コロナウイル ス感染症対応マニュアル」(暫定版)を作成、政府から発出された各 種通知を受けて改正を行なっています。マニュアルの中には検疫強化に ともなう待機要請者に対する宿泊対応や、新型コロナウイルス感染症 の疑いがある者が館内で発生した場合の対応などをとりまとめています。 *(一社)日本ホテル協会 ガイドラインより制作

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