大阪YMCA インターナショナルハイスクール デジタルパンフレット

IHSでは学校行事の多くを生徒自身が運営しています。行事ごとに「コミッティ」と呼ばれるチームをつくり、生徒 が中心となって企画・実行します。このような経験を通して、主体的に活動することの楽しさを知り、責任感を養っ ていきます。クラブ活動でも、自分たちで考え、話し合いを重ねて運営しています。新しくクラブ活動を立ち上げる こともできます。自分たちがどんな活動をしたいのか、どのような方法で行うのかなどの活動計画を作成し、学校 への申請手続きをおこないます。映画部やダンス部など、毎年新たなクラブが誕生しています。 自律し、責任のある人間へ 高校生でも社会のためにできることがあると気づき実際に行動する、IHSならではのプログラムがあります。例えば、Youth For Causesというプロ グラムでは、世界の格差や異文化衝突、社会問題などについて体験型学習を用いて学びます。実際に社会課題のために活動している人の話を聞いた り、フィールドワークをする中で、自分がアプローチしたい社会課題を定め、実践するところまで取り組んでいます。具体的には中学校へ出張授業 に行ったり、フードドライブの協力を呼びかけたり、今、自分に何ができるかを考えて行動できる人を育てます。 社会への意識を高め、協働する力を育む アンバサダー制度 教員のお手伝いという立場ではなく、学校の魅 力を一番知っている生徒だから、教員と共に中 学生向けのオープンスクールを作り上げたい! と立ち上がったのが、IHS Ambassadorです。 コミッティ 学校行事は、コミッティとよばれるグループが 主体となって企画、運営しています。教員は完 全にサポートに回ります。自分たちで学校行事 を主催する経験は、大きな学びとなります。 生徒会 スクールモットーの5「. 自発的に行動する」を 元に、生徒の目線でIHSがより良くなるよう活 動をしています。もし改善したいことがあれば 教員と協働して解決に繋げます。 インターンシップ 「社会で働くこと」について深く学ぶプログラ ム。約1週間の体験を通して自分と向き合うこ とで、進路について考えるとともに、社会の課 題について考えるきっかけになります。 “ちがい”をチカラに 生徒たちはさまざまな文化に触れると、時に意 見が対立することもあります。そこで自分の常 識が「あたりまえ」ではないことを知り、違う からこそできる学び、を大切にしています。 Youth For Causes LGBTQ+の当事者として、出張授業でこども たちに多様性を伝える授業を行ったり、ウクラ イナの難民支援活動や、海の豊かさを守るため のゴミ拾い活動を実施しました。 自然体験は、生きていく上で必要な知識や知恵を生み出します。YMCAには100 年を超える野外キャンプ活動の歴史があり、青少年にとってかけがえのない成 長の場だと考えています。大阪YMCAは六甲山、徳島・阿南海洋センター、和泉 市立青少年の家を運営しています。野外キャンプでは、これまで気付かなかっ たお互いの能力やリーダーシップを発見することができます。仲間でミッショ ンを共有し、協働する、そのダイナミズムを知ることで大きな自信と責任感、仲 間への深い信頼を生み出します。 YMCAのキャンプ 10

RkJQdWJsaXNoZXIy NDU4ODgz